ネトゲの話

2015年頃からやってるオンラインゲームがある。『ファイナルファンタジー14』だ。

 

当時ハマっていた音ゲーTwitterを通じて知り合った大学の先輩から誘われて、ちょうどアルバイトで貯めたお金でPS4を買おうと思っていたのでお誘いに乗ることに。

 

過去記事でも触れているが、その頃はノートパソコンでも動く2Dのネトゲをほぼソロ専でやっていたが、過疎に次ぐ過疎によって何か他のゲームないかなと探していた所だったので暇つぶしにはちょうど良かった。

 

美麗なグラフィックをウリにした3Dゲーは『TERA』以来だったので楽しみにしながらプレイ環境を構築していったのを覚えてる。

 

でも、いざ始めようと思ってキャラクリに着手した自分に立ち塞がる壁があった。名前。

FF14では苗字と名前に分かれている。TwitterのHNを砕けた字面に変えて印象を柔らかくしたものを前のネトゲでも使用していたが、FF14では苗字を考えないといけなくなってしまって1時間くらい悩んだ気がする。

結局、当時やってた3DSのとあるゲームキャラから拝借した(オタク)。

 

ネトゲではコミュニティ形成が重要なことは周知の事実なので自分もまず公式に実装されているシステムを活用しようと思い、公式サイトの日記機能をスクリーンショットを貼りながらプレイ初日から書き始めた。そしたら初日から鯖スレに晒された(ネトゲをやるならまず鯖スレからというのも周知の事実。書き込まないけどね)

なんか誰かのネカマサブキャラだと思われたらしい。

 

当時はパッチ2.5が実装された頃だったが初心者の自分には関係なく、先の先輩とダンジョンを周ったりしてレベリングしつつFCというギルド的なものにも所属するようになった。

人数が多いとこを狙って入ったのでそこそこ賑やかで、フレンドも増えたし自分のゲームシステムへの理解も深まった。

基本的にはライト勢の集まりだったFCだったけど、2,3人ほどハードコア勢もいたのでその人たちやその知り合いなどから手ほどきを受けた。

 

ここら辺が2.x終わり頃

拡張パックで3.xに入る頃にはPCを買ってプレイ環境もガラリと変え火力に対する意識もかなり強くなっていたし、先行プレイヤーだった他の人とようやく同じスタートラインに立てたというのもあってやる気に満ち溢れていた。

 

レベルキャップが開放されたのでレベリングを頑張ったりしてるとそんなこんなで拡張パック初めての高難易度レイドが実装された。アレキサンダー起動編である。

 

FF14のPTは8人まで組めて、高難易度コンテンツは勿論8人用、初見でクリアできるものでもないので練習が必要、ということで8人揃えて固定というものをつくる。

メンバー間で日程調整して1日1時間や2時間、ガチ勢ならそれ以上の時間を練習に費やす部活みたいなもの。

 

当時の自分はFCで特に仲良かったメンバー6人とFC外の知り合い1人と野良募集の1人で拡張パックが始まる前に固定を組んでいたので、意気揚々とコンテンツに挑みに行った。

入場するとボスの前に門番みたいな中ボスモブがいたのだが、こいつを早く倒さないと時間が経つにつれて敵の攻撃が防げないくらい強くなるという所謂DPSチェック的な役割だった。

たかが前座の門番と侮っていた世界中のライトプレイヤーはここで足切りをくらっていたし、自分の固定も詰まった。

FF14をPCでやるとほぼ黒のグレーゾーンのツールによってDPS(火力の指標となる数字)が分かるので直ぐにPTの足を引っ張る人が誰なのかが分かった。FC外の知り合いの人だった。

 

最初はみんなでスキル回しをあーでもないこーでもないと頭を悩ませていたが、当の本人はそのジョブでの基本的な立ち回りも把握しておらず、次第に固定内でも擁護する人はいなくなりクビという形になった。それ以降その人がログインしてるのを見かけたのは数回だけ。

ギスギスオンラインの始まりである。

 

まぁそこから起動編3層で固定が崩壊してメンバー全員離散したり、サーバー間PT募集もなかった時代なのでもはや見知った顔しかいない野良募集で練習に混ざったり、4層で3ヶ月くらい攻略時間を取られたり、起動編はとにかく大変だった。ギスギスオンラインの洗礼を浴びまくった。

この頃から自分のDPSを詰める作業に凝り出してサーバー内でもそれなりに知られるようになった。むしろDPSランキング(非公式)を利用して、引退者が続出してすっかり寂しくなった自分のいるサーバーの名前を、他のサーバーのヤツらに見せつけてやろうとさえ思って頑張ってた。その頃はFFlogsも公開されたばかりで人もいなかったので有志が作ったGoogleスプレッドシートを利用したランキングを利用した。(https://docs.google.com/spreadsheets/d/1t12V9LCXPigMf7yA0l9gndMW7o85PKvWUuU5cwsLaoo/pubhtml)←発掘した

 

その後に実装された律動編は起動編後期に拾ってもらった固定でそのまま挑戦することになったがメンバーのひとりが仕事で忙しくなるということで、入れ替わりで入ってきた人が壊滅的にギミックが出来ずに3層クリアしたところで固定解散。2日間の旅行から帰ってきたらメンバーが抜けてて笑った。

4層はそのままクリア出来ずに、サーバーも過疎過疎だったので攻略は諦めた。

 

起動編と律動編を経験して見事に心を折られたかと思いきや、自分で固定を作る決心をした自分は真性のマゾだったかも知れない。

自分で固定を作るにあたって人事権はもちろん自分なので、実力のボーダーは設定しつつも人柄採用で決めた。

そのおかげで3つ目のレイドの天動編はたのしくやれた。クリアも早かった。

固定作るためのパイプ作りも兼ねてこの辺でフレンドを増やした気がする。基本、ネトゲは自分の利益優先で動くのがモットー。

 

固定のリーダーをやってて大変だったのはもちろんギスギスさせないこと。人柄採用だったのと天動編自体が簡単なのもあってその辺は大丈夫だった。

あとは練習日程と進捗の管理。この2つはつい最近のレイドまでずっとハラハラしながらやってた。特に最初はノウハウなんてなかったので色んなことを試しつつって感じだったけどそれも天動編が簡単だったためクリア出来てしまった。

天動編様々。

 

ここまで3.x

 

4.xも固定リーダーを続けながらレイド攻略頑張ってた。デルタ編と絶バハ、シグマ編は天動編からの固定で、絶バハで少し限界が見えたので絶アルテマとアルファ編は固定改変して主要メンバー以外一新。

 

ここから反省なんだけどシグマ編が終わったあたりで絶じゃない普通のレイド攻略に飽きがきてしまっていた。なぜかと言うとさっき出てきた天動編から難易度が簡単になってしまったからだ。

自分が固定を作ったのは何故?自分が納得できる環境で当時の起動編や律動編レベルのものを悔いなくやるため。

その点については苦労はしたものの絶バハで達成されてしまったのだ。

なのにダラダラと続けてしまった。多分自分のやる気のなさは周りに漏れてただろうし誰かに固定リーダーを投げてしまうか解散すれば良かったなぁと思ってる。

 

5.0は別の事情でレイドに参加出来なさそうなのでリーダーを投げることになったが、いい機会だと思う。人をまとめるのは元々そんなに向いている人間でもないし、ピクミンしてついて行った方が気楽だ。

でも、リアルだと人をまとめたりだとか進捗管理とかそういうことをする機会なんてあんまりないからとてもいい経験になった。

 

あ、そうそう、ネトゲと言えばオフ会も沢山やった。オフパコとかそういう話ではなくて、普通に飲み会。

20台前半から40台まで、社会的な立場も色々な人と出会って沢山おしゃべりする機会に恵まれた。

前の記事の鬱で変わったことに書き忘れたけど、人と接したい(人情に触れたい)と思うようになっていた自分にはとてもいいことだったし、仲良くなった人とは今後も付き合っていきたいと心から思ってる。

 

 

長い